イベント

京の七夕 @ 堀川 初日

2013. 8. 3

‘京の七夕’が今晩から開催されるというので、ホテルでのひと休みの後、出かけてきました。会場は鴨川と堀川がありますが、ホテルの方おススメの堀川へ。昼間はそれほど多くなかった通行人も、何だか急に増えていました。

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堀川会場到着、会場は北方向への一方通行となっています。
堀川を流れ行く青い光の球、‘いのり星’は、水に着水すると点灯するようになっているのだそうです。
川沿いには京都の芸術系大学の学生さんたちによる竹と光のアート作品が展示されていました。一番手前の竹にはカラフルな後輪をもつ自転車が.....。何とも不思議なアートです。


Img_1068 京友禅、堀川の水の流れと光がつくり出すアート‘光の友禅流し’。


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華やかな京友禅が暗闇に浮かび上がります。


Img_1069 天の川からこぼれ落ちてきた星をイメージしてつくられた‘光のしずく’


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学生さんたちによる竹と光のアートは続きます。


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竹のアーチとLEDで再現された‘光の天の川’、堀川会場のクライマックスです。さすがにここは大渋滞、おかげさまでゆっくり見物することができました。天の川を横切るように流れる流れ星も。


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色が変化すると、おーっsign01という歓声とともに、一斉にフラッシュshine


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京都に縁のある有名人の方からのメッセージの入った大きな‘メッセージ行灯’にも友禅柄。


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かわいいお願いごとが書かれた短冊がたくさん。‘願い七夕’は幻想的な美しさ。


Img_1093‘光の小川’までやってくると‘京の七夕’見物もフィナーレ。青のLEDが彩る川面。青い川の辺の木々も神秘的で素敵でした。

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インカ帝国展 @ 福岡市博物館

2013. 7.14

このところの殺人的な暑さでwobblysweat01外を出歩く気には全くならず.....。

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屋根の下の冷房の効いた空間なら.....と思い付いたのがここsign01百道浜(ももちはま)にある福岡市博物館。


Img_0859 お目当ては、特別展示のこちら。


Img_0874 ‘インカ帝国展’です。160点に及ぶ展示品の多くは日本初公開とのこと。考古学・人類学・歴史学等の分野から最新研究を基に、謎に包まれたインカ帝国の全貌にアプローチする構成で、なかなか見応えのある興味深い内容でした。
衝撃的だったのは、やっぱり5体のミイラ。両手を縄で縛り、顔を覆うようにして埋葬されているからでしょうか、その表情からは、安らかさ、穏やかさといったイメージよりは、悲しみや苦しみが感じられました。
13-15歳の少女であると推測されている保存状態の良好なミイラには片目ですが、眼球が残っていて、その目を見つめていると、この少女は今も自分の死を受け入れていないんじゃないか、身体の中に魂はまだ存在しているのではないかと思ってしまうほど生々しく、そして切ないものでした。
この‘インカ帝国展’、福岡市博物館で9月1日(日)まで開催されています。


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また、‘クールシェア福岡’の取り組みの一環として、博物館では、常設展示のコーナーも9月1日(日)まで無料開放中。あの志賀島で出土した国宝‘金印’も間近で見ることができます。

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あるギャラリーにて

2012.12. 8

Img_7927 相棒さんの知り合いの方を含む4人の女性による企画展へ。


Img_7925 赤坂けやき通りの‘ギャラリーBin’が会場です。そんなに広くはないけれど、大きく窓がとられた明るく心地よい空間に並ぶ力作の数々.....。観てまわるだけでも楽しかったです。


Img_7938そんな作品の中から我が家にやって来ることになったのは.....。木目を活かした鳥の形をした箸置き。ダークブラウンが栗の木、ベージュが楓の木からつくられていて、どちらも滑らかに磨かれています。頭の角度を平行にも、上向きにも使えるようバランスを考えてつくられているようです。


Img_7933 白い陶器に葉っぱの模様。実物を押しつけて模様をとり、そこに銀を塗り込んであるのだとか。実際にはもっと丁寧にご説明いただいたのですが.....私の頭では把握し切れませんでした(^-^;


Img_7934 銀は酸化によって、黒っぽく変色していきます。その変化を楽しんでみたくて.....。茎の部分は既に変色が始まっていました。変色が完了して葉っぱの部分が黒く染まっても、銀同様、磨くと再び白っぽくなるのだそうです。インテリアスタンドに立ててみたり、ちょっと色の濃い壁に掛けてみたりすると、すてきかも.....。


Img_7932ペアで購入したフリーボウル。薄めにつくられた繊細な陶器は、すっぽりと心地よく手に収まります。焼き模様がまた味があっていいのですが、写真ではうまく捉え切れません。
静物の撮影って、難しいんですね.....think
作者の方によると、いくらつくっても自分の思い通りに仕上がる作品は一つもないのだとか.....。偶然がどんな味付けをして、どんな作品に仕上げてくれるのか楽しみだろうなぁ~と思いきや、ショックを受けることの方が圧倒的なのだそうです。その後、出来上がったものを眺めながら、‘ま、これも悪くないかな。’と時間をかけながら納得していく感じなのだと語られていたのが印象的でした。心のこもった作品、大切に使わせていただきます。

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太宰府再び

2012.11.23

今日は電車で太宰府へ。

Img_7639 目的は、九州国立博物館で開催中の.....


Img_7642 ‘ベルリン国立美術館展’。来月2日までとタイムリミットが迫る中の週末、予想通りの混雑ぶり。館内は、博物館とは思えないほどわいわいがやがや賑やか.....think せっかく借りた、小雪さんナレーションの音声ガイドも聞こえたり、聞こえなかったり.....。やはり、話題のイベントは、平日の朝早くが正しい行動のようです。
こちらの方はゆっくり落ち着いて見てまわることはできませんでしたが、文化交流展(常時)の方は、見応え充分、なかなかおもしろかったです。

Img_7648 駅に向かう途中。浮殿周辺のモミジもすっかり紅葉、光明禅寺のお庭も美しく秋色に染まっているんだろうなぁ.....。


Img_7656 夕暮れどきの参道。


Img_7654 今日は‘かさの家’さん前の列に並んで.....


Img_7653 梅ヶ枝餅を買ってみました。前回いただいたものよりも、外皮がしっかりしていて、ふわっとミルクのような香りがしました。焼きたての熱々はやはり美味heart


Img_7655 参道にあって、ちょっと目を引くつくりのお店.....何だろう?と思ったら、スタバcafeでしたsign01この木組み構造は店内の天井と壁に続いているようです。

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パエリア・パーティー @ 姪の浜

2012. 7. 8

福岡市の西部、博多湾に面した姪の浜で行われる‘パエリア・パーティー’にお招きいただいたので、お出かけしてきました。集ったのは、職業も、年齢も、性別も異なる人たち、何だか楽しい集団です。
Img_5335 場所は、市立のヨットハーバーに隣接したところ。
引越しして来て以来、福岡はすっきりしない天気がずっと続いていましたが、今日はこのとおりの青空sun でも、暑くはなく、さわやかな海風の吹く気持ちのよい日でした。きっとこの日のためにとっておいたのでしょう.....。


Img_5321_2 到着直後に始まったのはソーセージづくり.....あの、‘パエリア・パーティー’って聞いて来たんですけど.....coldsweats01
あまりのミンチの量に、思わず「これ、何gですかsign02」と訊いてしまいましたが、単位が違っていました。3kgだそうです。スパイスを加えたミンチの中に、玉ねぎやにんにくをすりおろして混ぜている最中。


Img_5322_2 混ぜた具材を豚腸に詰めていきます。最初はこんなに細いんですね。長さは、だいたい5mくらいあるのだそうです。
豚腸は丈夫だけど、羊腸は繊細で破れやすいのだとか.....。私にとっては、未知の世界で、勉強になりました。


Img_5326_2 具材を詰めるのは二人がかり。一人が袋を押さえて具材を絞り出し、もう一人が具材を奥へと誘導します。


Img_5328_2 詰め終えたら、一人分ずつに整形.....と言っても、ねじるだけのようです。でも、詰め具合がパンパンだったり、ねじるのにちょっと力が入り過ぎたりすると、破れてしまうのだそうです。


Img_5329_2 ジュウジュウと焼けるソーセージ。ピリッとスパイスの効いた大人味でした。焼きたては特に美味しかったのですが、スモークするともっと美味しいんだそうです。
ソーセージの手づくりは大変だけど、添加物も一切入らず、安心感がありますね~。


Img_5332_2 さて、そろそろパエリアにも取りかかるようです。こんな特大の鍋、どこで手に入れたのかなぁ~と思っていると、これが何と、主催者の方とご友人たちでつくられたんだそうです。ひゃ~coldsweats02sign03
炭で熱した鍋にお肉を投入した後、これまた事前に用意されていた鶏ガラスープをインsign01


Img_5336 その20分後、炒めたお米を、鍋の周囲をまわりながら、落とし入れていきます。


Img_5337 さらにサフランやイカ、カニ等々も投入して.....。


Img_5340 再び待つこと30分あまり、パエリアの完成です。お疲れさまです~coldsweats01←食べるだけの人.....。 
周囲に漂ういい匂い。ソーセージやサラダやらで、既にお腹いっぱいだったはずなのに.....。いろいろな具材の出汁が効いて、とても美味しかったです。特に、おこげは最高~delicious


Img_5341 ヨットハーバーもそろそろ夕陽に染まり始め.....。


Img_5343 撤収作業中、ふと視線を上げると、島の向こうにちょうど夕陽が沈んで行くところでした。
私たちにとっては、参加することのめったにないこのような機会、楽しい日曜日の午後でした。

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お花見会 @ 加賀公園 板橋

2012. 4.10

加賀公園でのお花見会は去年に続いて2回目。
Img_4167 でも、この辺り一帯が加賀藩前田家の下屋敷跡だったということを知ったのは今日初めて。そのご縁で、板橋区と金沢市は友好交流都市なのだそうです。


Img_4169 今回は、写真を撮るのを忘れないようまだ会が始まる前に、石神井川沿いの桜の写真を速攻撮影camera


Img_4171 去年もちょうど見頃でしたが、今年もタイミングはパーフェクト。しかも天気が良くて暖かいので、お花見している人も随分と多かったです。


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小さなテーブルいっぱいに並ぶご馳走とワイン。いつも買い出しありがとうございます。m(_ _)m


Img_4178 舞い降りた花びらが、お料理の中、ワインの中、口の中.....思い思いの場所に着地。これもまたお花見らしくて楽しい。
今思うと、赤ワインの中の花びらの方が絵になってたかなぁ.....think


Img_4183じりじりと肌を焼きつけるような強力な太陽光線も、16時をまわるとその力を緩め......。夕暮れ時の桜はどこか儚げで.....。


Img_4187いとをかし。






















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‘あな健’月例講座へ

2012. 1.11

東城百合子先生を主幹とする‘あなたと健康’(通称‘あな健’というそうです。)の月例講座に出かけて来ました。会員ではなくても、自由に聴講できるようです。
11月の講演会のときには、ステージ上で大きく見えた東城先生、間近で拝見すると、小柄でおとなしそうなおばあちゃん?.....といったイメージです。がsign01一旦お話が始まると、あのときと同様、すごいパワーに圧倒されてしまいます。先生のお話は2時間くらいだったでしょうか、その間、一度も休憩されることもなく、ずっと立ちっ放しでsign01お話されるんです。86歳ですよ~!
原稿はないようで思いつくままお話されていらっしゃるようですが、今回もまた考えさせられることの多い内容でした。

Img_3297 本日購入した‘自然療法’の本です。一般の書店では販売されていないそうですが、口コミで広がり、売り上げは90万部を突破したとか。いざというときの安心料にしてしまわないよう、日頃からしっかり読んで勉強しておこうと思います。

講座が終わって駅へと向かう道沿いの街路樹を見上げていると.....。「私はね、この度の東日本大震災は人災じゃないかって思ってるんですよ。」東城先生の言葉 が蘇ります。「人間が空気を汚して、温暖化を進めて、北極の氷だってどんどん解かして、海面を上昇させ、陸地を浮かせて歪みを生じさせてしまう。木だっ て、見てごらんなさい。真冬だというのに、枯れた葉っぱが枝にしがみついたままでしょ。木々が季節を認識できなくなっているっていうことですよ。私は非常に危機感をもっています。」

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東城百合子先生・村上和雄先生講演会 @ 明治神宮会館

2011.11.19

明治神宮へ行って来ました。七五三でしょうか、きれいな着物を着せてもらった女の子がどしゃぶりの雨の中rain、傘を差して歩いていました。足元の悪い中、草履で歩くのも大変でしょうに、嬉しそうな後ろ姿が微笑ましかったです。confident

さて、今日は、明治神宮会館で行われた自然食・自然療法研究家 東城百合子先生と、遺伝子工学の第一人者であり、筑波大学名誉教授の村上和雄先生の講演会に行ってきました。

東城先生は、87歳。想像していたよりも、低く落ち着いたお声で話し始められました.....が、一旦お話に熱が入ると、機関銃のようにばんばん話し続けられ、最後には「えっ?もう時間?」と言われるくらい.....本当にパワフルな女性でした。伝えられたいことがたくさんあるのでしょうね.....。‘食べものが人生を変える’というテーマでのお話でしたが、日本の家庭教育の崩壊と母親力の著しい劣化に非常に危機感をもたれていらっしゃるご様子で、食の問題と絡めながら切々と訴えられていました。戦後教育に欠けているもの、それは頭で覚えるのではなく、魂で知るということ。身体を動かし、手足を使って、自分で見て、判断して、工夫して、感覚を育てること。それが人生を切り開く力となるのに、戦後教育は枝葉の部分ばかりやって、根っこをちゃんと育ててこなかった、その弊害が生じていると話されていました。主催者側の発表によると、参加者は2,000人、大半は私のような中高年者が多かったのですが、できるだけ多くの若い、特に女性に今日のお話を聞いて欲しかったなぁ、ほんとに.....。
先日出かけた、佐藤初女さんのお話と重なる部分も多くありましたが、かなりご高齢のお二人があちらこちらで引っ張りだこなのは、ご本人たちに‘伝えておかなければ.....’という強い使命感と危機感が存在するのと、そんな彼女たちから自然の力や食について学びたいという世間のニーズが一致してのことなのでしょう。

村上先生は科学者でありながら、‘Something Great’(東城先生は、これを‘おてんとうさま’と表現されていました。単に‘太陽’という意味ではなく、命のもととなるものと説明されてました。)の存在を信じていらっしゃるユニークな方です。‘いのちのメッセージ’という講演の中で、生きるとは、単に長く生きるのではなく、命をかけるものがあるということだとおっしゃっていました。お笑い学会に所属されていらっしゃるだけあって、お話はわかりやすく、とてもユーモアに満ちたものでした。講演の中でも‘笑い’の効用について熱心に語られており、‘笑顔でいこう、日本’を‘がんばろう、日本’の後に是非付け足したいとおっしゃっていました。

13時から16時半までの長い講演会でしたが、終わってみるとあっと言う間、とても楽しく、有意義な時間でした。

Img_2673 場内は写真撮影禁止だったので、写真はないのですが.....
会場で無料配布された冊子‘あなたと健康’です。毎月発行されているもので、日常の食生活に役立つことや考えさせられることが多く書かれています。年間購読してみようかな.....。think
それにしても、講演で日本各地を飛びまわり、そのうえ、こちらの執筆もされる東城先生のパワーには本当に圧倒されるばかりです。coldsweats02

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堀木エリ子さんトークショー @ 日本橋

2011.11.13

和紙作家 堀木エリ子さんのお話を聞きに、日本橋三越に行って来ました。堀木さんは、京都ご出身。伝統を絶やしてはならないと、24歳のときに、銀行員から和紙職人に転身したおもしろい経歴をもつ人です。周囲の人は、デザインも勉強したことがない素人には無理sign01と諦めるよう説得しようとしたのだそうです。彼女自身は、逆に、‘無知’が先入観に囚われず新たなものを生み出して行く強みになりうると考え、この道に進んだのでした。ご本人は淡々と語られていましたが、これって、すごいことですよね。
ミラノサローネ2011 ユーロルーチェにて発表されたバカラとのコラボレーションによるライティング‘Sora(宙) コレクション’の展示とともに、「バカラと日本の出逢い」というテーマでのトークショーが開催されると知って、これは是非に!と出かけてきたのでした。
Img_2567 日本橋三越の前には大きなクリスマスツリーが2つ。今日は、薄めのジャケットを羽織っているだけでも暑いくらいでしたが、もうそんな時期なんですねぇ.....。


Img_2569 ‘Sora コレクション’の一つ、‘旋律’。太陽をイメージしてつくられたもの。太陽から出て、広がり行く光を‘旋律’として捉えたそうです。


Img_2598 和紙の半球を2つ組み合わせた下部には、バカラのクリスタルグラス、オクトゴン(八角形のシャンデリアピース)が漉きこまれ、周囲と中央にはバンビーユがエレガントな輝きを添えています。


Img_2574 こちらは、月をイメージした‘雫’。


Img_2590 説明いただくまで気づきませんでしたが、恐れ多くて近寄れなかったもので.....。coldsweats01このワイングラスのような形の部分には、糊も、骨格となる竹も、針金も一切使われていないそうです。ピンセットを使って、バカラクラスの凹部分に木綿の糸を張り、ワイングラスのような形になるように漉き上げる、新たな手法を使われたのだそうです。
バカラとのコラボである‘Sora コレクション’に携わった際の秘話も披露してくれました。クリスタルのきらめきを美しく表現するにはLEDの白い光でなければならないとするバカラと和紙から漏れる光は暖色でなければならないとする堀木さん側との食い違い。25年前、‘無知’を強みに和紙の世界に飛び込んだ彼女でしたが、そう信じていた自分自身が和紙には温かみのある光という既成概念に囚われていたことに気付かされたとおっしゃっていました。衝突しながらでき上がった‘Sora コレクション’は、和でもなく、洋でもない、無国籍的なモダンな作品になったと、満足そうにお話されていました。

Img_2602 そして、こちらが今回三越さんとのコラボ作品。♡形のようにも、生命を育むそら豆の形のようにも見える、これらの作品は妖精をイメージしてつくられたのだとか。‘幸’とネーミングされた作品には、人々の元に幸せをもたらすようにという祈りが込められているのだそうです。この作品に限らず、創作の根源には必ず祈りがあるとおっしゃっていたのが印象的でした。和紙職人さんたちの間で、これらの和紙の色はキナリと呼ばれ、白と見なされるのだそうです。‘白い紙’は不浄なものを浄化し、神にも通ずると考えられているようです。


Img_2576 もう一つのコラボ作品が、こちらの‘福’。足の部分を見ると、‘福’が足元にしっかり舞い降りているようなイメージでつくられています。背景の屏風も、もちろん、堀木さんの作品です。これは‘輪違い’。輪が人を現し、皆それぞれ異なるけれど、よいところを少しずつ重ね合わして暮らしていきましょうというメッセージなのだそうです。

元々、堀木さんの作品には空間をいっぱい使ったような巨大なものが多いらしいのですが、日常の暮らしに取り入れられるものもより手がけていきたいと考えていらっしゃるようで、そのために、ずっと戦い続けていらっしゃることが、破れにくい、汚れにくい、変色しない和紙作品をつくることだそうです。これらの三越さんとのコラボ作品が大きな一歩となるといいなと思います。


Img_2585 堀木エリ子さんは、あまり古来からの職人さんというイメージがありません。もちろん、仕事に対しては厳しいんでしょうけれど.....。本当に元気で、明るく、気さくで、素敵な女性です。ショーの後、たくさんの人から写真撮影を頼まれていましたが、快よく、ニコニコと応じていらっしゃいました。(写真左側が堀木さん)


Img_2593 さて、こちらは今回の‘Sora コレクション’とは関係ありませんが、やはり堀木さんの作品です。新しい試みは勇気あるチャレンジとして是非応援していきたいと思いますが、やっぱり、和紙には暖かな光.....が個人的には好き。このテーブル、いいなぁ~。

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佐藤初女さん講演会 @ 御茶ノ水

2011.11.12

Img_2555 御茶ノ水と言えば、このニコライ堂。ですが、今日御茶ノ水にやって来たのは.....。


佐藤初女さんのお話を聞くためです。佐藤さんは青森の岩木山山麓で、悩みや問題を抱え込んだ人を受け入れる場‘森のイスキア’を主宰されています。とは言っても、特別なことをされているわけではありません。地元の食材を使って、心を込めて食事を用意し、大きな丸いテーブルで皆んなでいっしょにいただく。話したい人がいれば、じっと耳を傾ける.....ただ、それだけのこと。でも、今、そういう場が身近になくなってしまっているんだろうな.....。今の社会、自分の話を聞いてもらいたい人、受け入れてもらいたい人ばかりらしいです。

初女さんは、ご自身の闘病体験から、食が身体を元気にすることを確信され、食の大切さを訴え続けていらっしゃいます。今日のテーマも‘食はいのち’でした。会場は満席。若い女性が多いのも、中に若い男性の姿がちらほらあったのも、ちょっと意外でした。でも、これは、嬉しいですね。初女さん、90歳とは思えないほど、しっかりとした口調で語られていました。お話を聞いているうちに、自分の料理に欠けていた、大切なことを気付かされました。
一つは、食材に対する感謝の気持ち。‘食べる’ということは、食材から命をいただいて、生かされている。それはとても大きなこと、とおっしゃっていました。‘何となく’というレベルではなく、もっとしっかり感謝の心をもとう。
二つめは、その感謝から繋がってくるのですが、食材に対する思いやり、真摯な態度。例えば、お米を研ぐとき。○合に対して○カップと、機械的にするのではなく、その日のお米の状態によって水を加減されるのだそうです。青菜を茹でるときにも、一番美味しく茹であがった、そのベストのタイミングを逃さない。おむすびを握るときには、お米の一粒一粒が呼吸できるように。まだまだ修業が足りませんです。think
そして、三つめは、料理するときの心の状態。穏やかな気持ちで料理をすると、それが料理に伝わり、美味しくなるんだそうです。普段の生活の中、特に朝は、時間との競争になってしまい、心がせかせかしてしまいます。これまた、修業ですね。

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会場からの質問アンケートに答える初女さん。人生を真摯に、丁寧に生きる初女さんの姿勢や穏やかな人柄が伝わってくる、心がほんわか温められるようなよい講演会でした。

 

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