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人ごとではない.....

2013. 7.31

韓国からの登山者が中央アルプスで遭難、3人の方が亡くなり、1人が心肺停止状態だという、心の痛むニュース.....。
これまで、私たちの山小屋デビューは2,003年の北アルプス、白馬岳だと思っていたのですが、アルバムを調べてみると、2,002年の中央アルプス、木曽駒ケ岳でした。あまりよい思い出がなかったので、すっかり記憶から抜け落ちていたようです。その年の夏に関西から東京に引越していた私たち。関西で山歩きを楽しんでいた私たちが、東京にやって来て乗鞍岳、大菩薩嶺に続いてアタックしようとしたのが、中央アルプスの最高峰、‘木曽駒’(2,956m)でした。3,000m級の山に登るのはほとんど経験のない私たちでしたが、2,650mの千畳敷カールまでロープウェイで簡単にアクセスできることから行ってみようと、気楽に考えてのことでした。
Dscn0612 9月中旬。小雨が降っていたものの、山はまだ見えていて、行けそうな雰囲気でした。登山口のところで、装備のチェックを受けた記憶があります。
‘レインギアは?’
‘あります。’
‘帽子は?’
‘はい、あります。’
‘手袋は?’
‘軍手を持ってきました。’と返答した途端、そのお兄さんが険しい表情になって、‘山をなめてるんですか’と怒られたのですが、そのときには、何だか面倒臭そうな人に当たっちゃったなぁ.....くらいにしか思っていませんでした。


Dscn0622 あとは自己責任でということで、とりあえず出発。宝剣岳の山頂付近も見えているし、たった300mの標高差じゃん.....このときは本当に山を甘く見ていました。


Dscn0627 一瞬後には千畳敷カールを囲む山々がガスで煙り


Dscn0637 それでも先は見えているので歩き続けたのですが.....


Dscn0654 山頂に着いたときにはこの様子.....。雨足も強まり、風も強烈に吹いていたように記憶しています。


Dscn0668 早々に山小屋にチェックイン。夕食の温かいお味噌汁インスタントでしたが.....が本当にありがたかったです。
普段から準備のよい相棒さんは持参していたセーターを着込み、2枚の布団に包まっても、‘寒い、寒い’と震え、‘頭がガンガンする。’と山小屋で頭痛薬を分けていただきました。今思うと、高山病と低体温症を併発していたのでしょう。翌日、小雨の中、回復した相棒さんとともに無事下山できたのは本当に幸運でした。準備不足の山行がいかに無謀なことなのか、教えてくれた山でした。
山の天気は変わりやすいとよく言われますが、この夏は特に不安定なようです。風速1m毎に気温が1℃下がり、身体が濡れるとさらに体感温度は下がるのだとか。直近の‘木曽駒’の予報を見ると、最高気温でも15℃前後、最低気温になると10℃を割る日もあるようです。

Dscn0677 このとき‘木曽駒’の登山道で見かけたコマクサです。雨に叩かれ、風に振りまわされてまともに撮れていませんが、こんな過酷な状況下でも耐え凌いで生きのびる高山植物のたくましさは、装備が充分でなければ、人間にはないのです。

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