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軍艦島へ

2013. 2.16

クルーズの本来の目的はここから。

Dsc05297 長崎市と大中瀬戸を隔てた離島、伊王島を結ぶ伊王大橋(2,011年3月27日開通)を抜けると、長崎湾を出て五島灘へ。


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目指す場所が見えてきました。


Img_8738 いよいよ上陸ここは端島(はしま)、通称‘軍艦島’です。かつては海底炭鉱によって栄え、当時の東京の9倍、世界一の人口密度を誇る島でした。島の元々の大きさは南北約320m、東西約120mと、現在の3分の1ほど。6回にわたる埋め立て工事で南北約480m、東西に約160m、約6.3haの広さに拡張されたのだそうです。堤防手前の橋桁のような?場所には釣り人が数人。


Dsc02537 軍艦島への入り口はこちら。


Dsc02534 見学は3つの広場から。最初の広場から見える景色。
奥の白っぽい建物は小中学校。その左側に小さく見えている灰色の建物は島内最大の鉱員アパートで、屋上には幼稚園もつくられていました。小高い山の上この岩山の部分が端島のオリジナルだそうですが.....に建っているのは、幹部職員のアパートだったそうです。小中学校の手前に見える支柱は、精選された石炭を貯炭場に運ぶベルトコンベアーの一部。


Dsc05375 岩山の上には、1,936年に建設された島内唯一の神社、端島神社。拝殿は既に崩壊、本殿と鳥居の一部が残っています。


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第2見学広場より。右側の建物は、主力坑だった第二竪坑へ出入りするために設けられた桟橋へ向かうための場所。海底炭鉱であるここでの採掘作業は、海面下1,000m以上の地点にまで及んでいたのだとか。勾配はきつく、気温30℃、湿度95%という過酷な環境の中での作業でした。1,892年から1,974年の閉山までに採掘された石炭は約1,570万トン。現在、鉱山施設のほとんどが崩壊してしまっています。


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煉瓦造りの建物は、総合事務所。事務所内には、鉱員のための大きな浴場がありましたが、浴槽はいつも真っ黒だったといいます。


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第3見学広場より。1,958年完成のプール。小中学校の前にあったプールが、台風で大破したため、こちらに移転建設。海水を利用した25mプールと幼児用プールが併設されていました。


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1,916年に建設されたこの建物は日本最古の7階建て鉄筋コンクリートの高層アパートと言われています。
島内には、学校や病院、商店の他、映画館やパチンコホール等娯楽施設もそろっていたようですが、緑がなかったため、PTA等が協力し合って、アパートの屋上に土を運び、花や野菜を育てていたとのこと。これが日本初の屋上菜園だったといわれています。
最近のイギリス映画‘007 スカイフォール’では、‘デッド・シティ(廃墟の島)’として使われた‘軍艦島’、実際に制作スタッフが現地撮影を行ったそうですが、その場所への一般見学者の立入りは制限されています。


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見学を終え、船に乗り込む瞬間、海面が午後の陽光にきらきらと反射。


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私たちが島を離れるときには、釣り人たちの姿は既になく.....。


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次のクルーズ船がすぐに着岸。


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岩壁が島全体を囲い、高層鉄筋アパートが立ち並ぶ外観が軍艦‘土佐’に似ていることから‘軍艦島’と呼ばれるようになった端島。外海に出た、ちょうどこの辺りが軍艦っぽく見えるスポットなのだそうです。


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岩山の部分に見える灯台がつくられたのは、閉山後のこと。それまでは、‘軍艦島’は24時間眠らない島だったため、灯台は必要なかったんですね。


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外海の方が波が高いのに、外海に面した側の建物がきれいな形で残っているのは何だか不思議な気がします。


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小さな場所にできるだけたくさんの人を住まわそうとした結果、高層アパートが林立するという、このような形になったのでしょうが、エネルギー需要が石炭から石油に移行したことで、出炭量も人口も徐々に減少、1,974年1月に閉山、同年4月には無人島になったそうです。
島を所有していた三菱マテリアルが、2,001年高島町に無償譲渡、市町村合併により現在は長崎市の所有となっています。観光客が上陸・見学できるようになったのは2,009年から(但し、制限付き)。ツアー催行の際は、風や波等の安全基準を満たしていなければならず、実際に上陸できる日数は100日程度と言われています。軍艦島ツアーによる経済波及効果は何と65億円


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クルーズに参加する際には、見学可能な場所以外の区域には入らない等々の内容の書かれた誓約書にサイン。ツアー中は、このようなタグを首からかけます。


Img_9083 ツアー終了後には、軍艦島上陸証明書が渡されます。


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