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吉野ヶ里歴史公園 北墳丘墓

2013. 2. 3

Img_8413 北内郭と北墳丘墓をつなぐ道に挟まれたここは、甕棺墓列(かめかんぼれつ)があった場所です。


P2030205 甕棺は、素焼きの土器に亡くなった人の手足を折り曲げて入れ、土の中に埋める埋葬方法で、北部九州で多く発見されています。
奥に見えている建物は、‘祀堂(しどう)’。墳丘墓に眠る祖先の霊に、お供え物を捧げ、お祈りをするための場と考えられています。


Img_8414 公園内で最北に位置する‘北墳丘墓’は、吉野ヶ里集落の歴代の王が埋葬されている特別なお墓と考えられています。人工的につくられた丘は、違う種類の土を何層にも積み重ね、しっかりと突き固められて造られており、とても丈夫な構造になっています。墳丘墓に続く掘り下げられた道は‘墓道(ぼどう)’ と呼ばれ、環濠の外からお参りにやってくる人々のために設けられた専用の道だと考えられています。右の‘立柱’は北墳丘墓を守る祖先の霊が宿る柱とされていて、シンボル的な役割を果たしていたようです。墳丘墓は、南北約40m、東西27m、盛土の高さ4.5mの平面隅丸長方形だったと推測されています。墳丘墓内の見学も可能で、裏側にある入り口から入ることができます。


Img_8407 墳丘墓への入り口前には、こんな立て看板が.....。今日は大丈夫そうだけど.....


P2030211

墳丘墓の中はこんな風になっています。ここからは、成人用の甕棺が14基発掘され、その多くから身分を示すと考えられる青銅の剣やガラス製の管玉等の副葬品が納められていたそうです。


P2030208 見学できるのは、発掘された状態での本物の遺構及び甕棺。
お墓は、弥生時代中頃、紀元前2世紀のものですが、その後は墓地としてではなく、祖先の霊を祀る祭壇として、人々の信仰の中心となりました。


Img_8401 余談ですが.....北墳丘墓に向かう途中、休憩所として利用可能な竪穴住居があったのですが、その中にはこんな自動販売機が.....。


Img_8400 チョコレートブラウンの地味なカラーも考えられてのことだと思われますが、自動販売機の右上隅にはこんな表示。竪穴住居に合わせて低めに設計されているようです。この細やかさがジャパン・クオリティーなんでしょうね.....。

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