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鳳凰三山へⅤ 薬師岳小屋でのこと

2011. 9.10-11

山小屋ではいろいろな人と出合う。考え方ややり方が異なる他人同士が一晩、限られたスペースの中でいっしょに過ごすのだから、多少の不便は仕方ない。けれど、ラッキーなことに、私たちはそれほど不愉快な思いをすることはなかった。これまでは.....。
問題の困ったちゃんは、お隣の私たちよりもひと足先にチェックインした若いカップル。小屋の消灯は20時だったけれど、疲れていた私たちは、その前に横になってうとうとしていた.....ところに、いきなり起こされる。カップルの♀だ。私たちがスペースを取り過ぎているからもっと向こうに寄れと言う。私たちは布団一枚分に収まってるじゃん!寝袋を2枚まともに広げて布団からはみ出しているのは、そっちじゃんっ!.....と言いたいのをぐっ!と堪える。「あ、そう?じゃあ、あとどれくらい寄ればいいのかな?」と笑みを浮かべながら言う相棒さんに、♀、こちらを見向きもせず、そんなのお宅らで考えたら?と食堂の方に去って行ってしまった。仕方なく、相棒さんと二人、身体を寄せ合って横寝。しばらくすると、しゃあぁーっ!と廊下と寝室を仕切るカーテンを勢いよく開ける音。♀が「これでどう?」勝ち誇ったように♂に言う。「いいんじゃない?」と♂。カーテンを開けたまま、食堂に戻ったようだ。このやりとりに、相棒さん、「おいっ、仰向けに寝るぞ。」あいよ~!ばかばかしい!何で私らだけが気を遣わなきゃいけないんだよー!頭を廊下側にしているので、カーテンが開くと結構眩しい。既に眠っている人もいるんだから、カーテン閉めて行けよっ!静かにねっ!
消灯直前にカップルが戻って来る。また起こされるかと構えたけれど、今度は何も言わなかった。ほっ.....。
そして、消灯.....。山小屋に鼾ってつきものなんだけど.....。どこかのだれかが大鼾をかく度に、♀が「うるせえーっ!」と叫ぶ。あんたのその声の方がよっぽどうるさいよ!言っても仕方ないのに、しばらくの間、「うるせえーっ!うるせえーっ!」を連呼。それ、一晩中すんの?ひょっとしてばかじゃないか.....?夜中も♀の話声で何度も起こされる。♂の方は一応気を遣って、ひそひそ声で話すものの、♀は日中会話のボリューム。たまに♂が「しーっ!」と窘めるが、聞く耳もたず。
そして、朝....と言っても、まだ4時前。多くの人はまだ眠っている中、私たちの耳元でカサカサカサカサッ.....。スーパーのビニール袋の擦れる音。出発?朝食の準備?ヘッドランプは仕方ないにしても、そういうの、昨夜の消灯前にしておくのが常識でしょーがっ!散々ガサガサした挙句、しゃあーっ!とまたもやカーテンを開けたまま、どこかに行ってしまう。
周囲の状況を見て総合的に判断することもできず、自分の権利ばかり主張するような人、他人に配慮のできない人は、山小屋に来ちゃいけません。山中泊するなら、これからは是非テント泊で!お願いします。

このカップルの反対側には、「今日が山小屋デビューなんです。」と言う、単独行の若き女性。何でも、初級コースということで鳳凰山を選んだものの、ここにたどり着くのがやっとでへとへとに疲れ切ってしまったと言う。確かに.....登山道はよく整備されていたし、危険なところもなかった.....けれど、それで‘初級’とするのはいかがなものか.....?‘体力のあり余っている人のための’を前に付けるってのは.....?今回の山行では、候補を絞り、最終的にこの鳳凰山にやって来たという彼女、その候補三山がそのまま、我が家の候補でもあって、ちょっとびっくり。彼女とは、またどこかの山で会うことがあるかも知れないなぁ.....。だといいな。

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