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新春ふるさとまつり @ みちのく湖畔公園

2010. 1.10

仙台市内から車で40分ほど、川崎町にある東北地方唯一の国営公園、みちのく湖畔公園に行って来ました。ちょうど道路を挟んで向かい側に地域特産品センターがあり、そちらへは何度か来たことがあるのですが、公園は初めて。園内のふるさと村を中心に、東北地方に伝わるお正月飾りや伝統行事を再現する、‘新春ふるさとまつり’が開催されているということで、行ってみることにしたのでした。
P1000100 とにかく、広大な公園です。古墳をイメージした丘から、彩の広場を見下ろしています。今の時季に植えられているのは、パンジーくらいのもの。少し寂しい彩りです。




P1000110 ‘ふるさと村’には、東北各地から移築された古民家が7軒、風土や歴史によって培われた生活文化を紹介する場として使用されていました。
‘本庄由利の家’(秋田県)。この家では、馬を飼い、田畑・山林を所有し、台所や茶の間では養蚕を行うといった中規模地主の典型的な暮らしが営まれていたそうです。家の周囲では羽根つきが、中では書初めやかるた等のお正月遊びが行われており、大人も子供も一緒になって楽しんでいました。
Img_2641 ‘月山山麓の家’(山形県)。東北地方でも有数の豪雪地帯にあった古民家です。屋根の部分に見える窓は‘高はっぽう’と呼ばれ、屋根裏で営まれる養蚕のために光や風を入れる大切な働きをしていたのだそうです。
家の前には、‘つかいど’がありました。




Img_2644 実際、このような形で保存していたのでしょうか、部屋の隅に、鏡餅等が天井から吊るされていました。







Img_2646 ‘南会津の家’(福島県)。こちらも豪雪の中での暮らしを支えてきた家です。








Img_2647 玄関入ってすぐ右側にこんなものを発見!南会津の言葉で‘しょうべんしっぱ’というのだそうです。「この小便所は使用できません。」とは.....どのように使うのか試してみたくなる人がいるんでしょうかねぇ.....。









P1000117 ‘鳴瀬川河畔の家’(宮城県)。県の中央より少し北寄りの場所にある色麻(しかま)町の大規模な養蚕家屋です。軒の高い二階式となっていて、養蚕の季節には各階のほとんどの部屋で養蚕が行われていたそうです。古くからの米どころであり、しばしば洪水に見舞われてきた鳴瀬川河畔、洪水の際には、家具や食料などをすばやく2階に上げることができるよう、2階の床板が一部取り外せるようになっています。また、水害に備えての避難舟や櫂も用意されていました。
Img_2651 縁側では、唐辛子、柿や芋、栗や白菜等が干してありました。白菜は、この家の前の庭で収穫したもの。家の中では、お茶と白菜の漬物、たくあん、梅干のサービスがありました。白菜の漬物は、自然の甘みが強く、とても美味しかったです。





Img_2653 玄関を入ったところに、囲炉裏がありました。土間と堺を接する板間の一部が刳り貫かれており、土足のまま、火に当たることができたようです。家の外では、蔵王連山から吹き付けてくる寒風の音が寒さを倍増する中、炭の火が心と身体を温めてくれます。








P1000130 ‘遠野の家’(岩手県)。主家の土間から馬屋をLの字型に突き出した‘南部曲がり家’と呼ばれるものです。農耕用の馬の他に売るための馬も育てていたので、馬屋のスペースはかなり広くとられています。‘鳴瀬川河畔の家’同様、たいそう立派な民家です。中では‘みちのく民話語り’が行われていました。

Img_2658 家の前にあるお正月飾りも独特で、おもしろいです。

Img_2663 藁でつくっているのは、ひょうたんでしょうか.....。細長いのは.....?




P1000131
こちらも豪雪の地、弘前から移築されてきた‘津軽の家’(青森県)。屋根はかなりの急勾配になっています。また、積雪期の出入りの便に、土間正面入口に大型の妻入り庇が設けられています。



Img_2645 時間的な制約もあり、公園の一部である‘ふるさと村’でさえ、ゆっくりと見てまわることができませんでしたが、それでも結構楽しめました。
これは、‘南会津の家’の前から見た‘遠野・鳴瀬川河畔の家’方向の風景ですが、いいですねぇ~。心が和みます。




Img_2630 園内で見つけたもの①:蝋梅。甘酸っぱい香りを周囲に漂わせていました。まだ咲き始めたばかりのようです。







Img_2638 園内で見つけたもの②:猫柳の花穂









Img_2670 園内で見つけたもの③:クリスマスローズの花。









Img_2656 園内で見つけたもの④:団子刺し。個人的には初めて目にしましたが、宮城では一般的なお正月の行事だとのこと。小さな団子をつくり、それを刺した枝を家の大黒柱に結わえ付けるようです。飾られた枝は14日の‘どんと祭り’の際、門松やお札、しめ縄飾りやお守り、破魔矢等と一緒に焼き、焼けた団子を食べると、無病息災や家内安全が叶うと伝えられているようです。ネットで調べてみると、福島や山形にも同様の風習があるようですが、日程が多少異なるようです。

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