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傘マークから逃れて.....

2009. 5.30

今週末も宮城の天気予報は、傘マーク。晴れマークがついているところは....東北にはない。でも、秋田・山形なら、少なくとも雨は降らないみたい.....。さて、どこに出かけようか?と考えたとき、突然庄内に行きたくなった。よし、今日は庄内に行こう!奥田政行シェフの『アル・ケッチァーノ』でランチして、鶴岡の奥座敷、湯田川温泉にでも浸かってこよう。

山形自動車道に入り、月山ICを過ぎるころから、陽が差し始め、青空も少し見え始めました。「この感じなら、山も行けてたね。」と話すも、登山靴はお留守番中。あさひ庄内ICから国道112号を日本海に向けてしばらく走っていると、『アル・ケッチァーノ』を発見!が!!改装中のため閉店ですって。隣接する姉妹店?『イル・ケッチァーノ』は満席状態。1時間半~2時間待てば、席を用意することができるかもということだったけど、そこまでの根性はなく、今回はパス!まぁ、遠方からも来客が絶えない超人気店に予約なしでやって来るのが、そもそもNG!だったってことで、同じく庄内産の新鮮な食材を使ったイタリアンを食べさせてくれるという、農場レストラン『 緑のイスキア』に行ってみました。このお店は、東北初の真のナポリピッツァ協会認定店だそうです。せっかくだからと、コースを頼んでみました。

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まず出てきたのは、ミネストローネ。野菜本来の味を楽しむためかな?、味はちょっと薄めでした。

前菜は、(時計回りで)モッツァレッラチーズ、パプリカの酢漬け、イカのトマトソース煮込み、チキンのマスタードソース。う~、やっぱ、ワインが欲しいですぅ~!

Img_8652_2 Img_4648_2 パスタは、ブロッコリーとベーコンのアーリオ・オーリオ、めっちゃ美味しかったです。

ピッツアはマルゲリータ。生地はもっちもちっ!トマトソースは、小麦粉の香りを活かした優しいお味。

Img_8655_2 Img_4651 メインはポークソテー。ソースが美味しくって、奥に写っているもっちりパンとの相性も最高!パンも石釜で焼いたんだろうな。

デザートは、店の前の木になったカリンを使ったアイスクリーム(とっても濃厚)とだだちゃ豆のロールケーキ(こちらは、だだちゃ豆の甘みがわかるほどのあっさり味。)

Img_4652_2 最後に、コーヒー苦手な私が注文した、カリンのはちみつ漬けティー。初めてカリンを食べました。はちみつの味が強く、カリンそのものの味はわかりませんでしたが、食感はまだ硬~いラ・フランスのような感じかなぁ.....。

Img_4653 お店を出ると、羽黒山が見えていました。向こう側から雲が流れ込んできていて、まるで雲の手が山を撫でているよう。

Img_4658 羽黒山の反対側に目を転じると、赤川、鉄橋の向こう側に、山形・秋田の県境にある鳥海山が見えました。

Imgp0283 30分弱くらい走ったでしょうか、湯田川温泉到着です。2つある共同浴場の一つ、正面の湯に入ってみました。入浴料は、200円。指定されたお店で料金を支払うと、お店の人が浴場まで出向いて、鍵を開けてくれるシステムになっているようです。私以外はすべて地元の人たちで、社交の場となっているようでした。お湯は硫酸塩泉、温泉水に含まれる硫酸イオンは、体内に酸素を取り込む作用、脳波のアルファ波を引き出す作用があるんだそうです。これまで入った山形の温泉は、温度の高いところが多かったのですが、ここは適温だったので、比較的ゆっくり浸ることができました。何だか優しい気分になれたのは、温泉のおかげ?それとも、地元の人たちのやり取りが微笑ましかったから.....?鶴岡出身の小説家、藤沢周平は地元の中学校で教師をしていたこともあり、湯田川温泉にはよく通っていたようです。

Imgp0279 湯田川名物、孟宗(もうそう)。ゴールデンウィーク明け頃から5月いっぱいが旬の筍。えぐみがなく、色白でやわらかく、格別おいしいと聞いて、お土産に1本買って帰りました。お店の人は、「朝堀りなので、今日、明日くらいなら生でも食べられるよ。」と教えてくれましたが、結局我が家では筍ご飯になりました。下茹でするのにも糠は要らないということだったので、水のみで茹でてみましたが、全くえぐみはありませんでした。

Img_4665 帰宅途中、月山ICの手前で、朝日連峰を臨めるところがあったので、車を停めてみました。街中の緑が深まってくると、何だか無性に生まれたての緑が見たくなってしまいます。

Img_4666 山をアップ!山頂にドライアイスを並べているかのように、ここでも山頂を雲が覆っていました。

◆おまけ?! ー 昨年の夏、庄内地方をまわったときの写真から ー

Img_0424_2 酒田市の山居倉庫。1893年、旧庄内藩酒井家によって、酒田米穀取引所の倉庫として建設されました。現在、その一部が庄内米歴史資料館、観光物産館として一般公開されています。倉庫の西側に植えられたケヤキは、陽射しを遮るとともに、防風林ともなっています。屋根は二重構造、中の土間には にがりを練り固めた上に塩を敷いて、倉庫内の温度・湿度を一定に保つようにしているそうです。

Img_0435 新井田川に架かる橋の上から見た倉庫の東側。

Img_0439 新井田川には船着場も設けられており、最上川舟運拠点の一つだったそうです。川の側には、小鵜飼舟が復元されていましたが、最上本流で活躍したひらた船に対し、この小鵜飼舟は支流や船着場間の近距離輸送に使われたようです。積載量50俵程度、長さ13~15m、幅2m。上りでは、塩・砂糖・海産物・木綿・茶等が、下りでは米・紅花・青芋・大豆等が運ばれ、上りには2週間、下りには4~5日かかったと伝えられています。

Img_0453 同じく酒田市の本間美術館側にある本館『清遠閣』。本間家は、農地解放による解体までは日本最大の地主。3代光丘のときには、庄内・米沢藩の財政改革を支えました。この本館は、4代光道が1813年、丁持(港湾労働者)たちの冬の失業対策事業として築造したもの。茶室も備えた『清遠閣』には、領内巡視の際、藩主も度々訪れ、また大正14年には、昭和天皇も宿泊されたようです。

Img_0442 2階の窓からの庭園の眺め。島の松に鶴が飛来してきたことから、藩主によって『鶴舞園』と名付けられました。鳥海山を借景にしているとのことですが、この日は雨で見えませんでした。向こう側に見えている小豆色の屋根の建物が美術館です。

Imgp2029 鶴岡市にある致道館。1805年、庄内藩9代目藩主酒井忠徳が創設した藩校で、東北地方に現存する唯一の藩校建築だそうです。藩主が参勤で留守の年は2日おきに会所として使用され、藩の役人が集まって藩政の打ち合わせや会議をしたと言われる講堂。新年の始業式もここで行われていたようです。教科書として使われていた刷り本や印刷に使った版木等が展示されていました。

Imgp2038 同じく鶴岡市の旧風間家『丙申堂』。風間家は、鶴岡城下で藩の御用商人として、呉服・太物屋を営み、幕末には鶴岡一の豪商になりました。明治には貸金業に転じ、庄内では酒田の本間家に次ぐ大地主に成長、鶴岡の産業振興に尽力する一方で、児童福祉等の慈善事業を行ったとされています。明治29年の丙申の年に、7代当主が住居兼営業の拠点として建築しました。

Imgp2068 Img_0473 置石屋根には約4万個の石!が使われているそうです。20年に一度、葺き替えが行われるようで、その様子がビデオで上映されていました。藤沢周平原作の『蝉しぐれ』のロケも行われました。

Imgp2107 最後は、出羽三山の一つ、羽黒山。出羽三山とは、庄内にある月山、羽黒山、湯殿山の総称で、修験道を中心とした山岳信仰の場となっています。それぞれの山頂に神社がありますが、羽黒山には3社の神を併せて祀る三神合祭殿があります。そこに参拝するには、麓の随神門から2,446段の石段を登ることになります。随神門の手前、右側にある天地金神社。柱に絡まっている龍を撮ってみました。

Imgp2160 歩き初めて間もなく、爺杉のある場所に出ました。国の天然記念物に指定されているこの杉は、樹齢が1,000年、周囲11m50cm、樹高は48mを越える羽黒山内一の巨木となっています。奥に見えているのが、五重塔です。

Imgp2167 国宝に指定されている五重塔は、東北地方では最古の塔。平安時代中期に、平将門によって創建されたとされています。

Img_0498 Img_0504 五重塔を過ぎた辺りから、表参道杉並木、一の坂が始まります。最初は緩やかだった登りも、高度を上げていくに従って傾斜が急になっていきます。

Img_0507 Img_0508 やっとの思いで辿り着いた出羽三山神社。辺りは霧に包まれており、厳かで神秘的な雰囲気が漂っていました。

Img_0512 鏡池越しに見る三神合祭殿。奥に進むと、出羽三山歴史博物館があり、その向こう側には、何と!駐車場がありました。ここまで車で来ることも可能だったわけですが、そうするとこの厳粛で神秘的な雰囲気も半減していたことでしょう。

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